ギプス交換の瞬間は開放感がヤバイ
多少は片足生活に慣れてくると、毎日の生活がなんとかなるようになる。
ただ慣れないのは「ギプスの内側がかゆくなる」こと。
隔靴掻痒(かっかそうよう)と言われるように、昔からかゆさはもどかしさに通じる。
仕方ないので、ギプスの内側がかゆいときは団扇の柄を中につっこんでいた。
意外と、こういうときにちょうどいい長さの棒は存在しない…。
それがほんの少しだけ解放される瞬間があった。
それが病院での「ギプス交換の瞬間」。
1か月くらいたつと、ギプスの交換が入る。
たぶん、治癒の経過を確認する必要があるのだろう。
「次の検査で一回ギプスを割ってみますかね」という言葉を聞いて、初めて
あーギプスって1回やったらおしまいじゃないのね
と知った。
そして、その時までギプスをどうやって外すのか知らなかった。
ギプスって、電ノコで切るんですね!!
処置室に通されて、用意される電ノコ。
看護婦さんが電ノコを回し始める。
え、これ切りすぎて足までいっちゃう…なんてことないよね??
という不安を顔に出さないようにしながら回る電ノコを見つめる。
キュイーーーーン!
と響かせながらギプスが割られていく。足は…切れてない。
なんと、中の綿が切れないようになってるんですね~~。初めて知った。
驚きです。
パカッとギプスが割れると、なんとも言えない開放感!
あったかいタオルで足を拭いてもらうと、ああ、足はまだ生きてるな…と実感。
感覚的にはサウナで我慢した後の水風呂みたいなイメージ?うーん、ちょっと違うか。
触診の結果、特に問題はないので、再度ギプスを巻かれることに。
ということは、まだここからギプス生活は当然のように続く。
この時点で、まだ1か月。
ギプスが取れるまであと2か月、完治までまだ5か月。
先はまだまだ長い。
~【アキレス腱が切れた話9】 寒くなってきて足の先がツライ に続く~
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