保存する?そ・れ・と・も・手術?
幸いなこと?に、学校から車で3分のところに形成外科病院があるので、さっそく受診した。
片足での移動だと、ほんのちょっとの段差も上がるのがきつくなる。
入口の段差と、玄関の靴入れ、受付までが遠い遠い。
自分がその立場に立ってみて、バリアフリーって大事なんだなぁ…と痛感する。
手すりを使って片足で移動、なんとか受付を通過。
さっそくレントゲン室に連れていかれて、足を撮影された。
ほとんど病院に行ったことがないので、
「アキレス腱ってレントゲンに映るんだ~」
とどうでもいいことを考えていた。
現像が終わるまで待って、話を聞く。そしてまた衝撃の一言。
「何にもないね、完全に断裂してます」
え、アキレス腱って切れたらどうすればいいんですか?(軽くパニック)
「治療の方法は2種類あってね」
「保存療法と、手術。どちらにします?」
えーと、アキレス腱って、自然にくっつくもんなんですか?
(ていうか、ここで即決??しないと治せないもんねぇ…。)
手術するとどうなるんですか?
「保存療法は手術なし、3か月ギプスでかかとを引いた状態で固定します」
「3か月くらいでくっつくから、それで歩けるようになるよ」
「手術をすると、それが1か月くらい短くなるかな」
……自分の体にメスを入れるのが怖いので、1か月くらいの差なら保存します……。
(しかし、こんな太い腱が自然にくっつくって、本当に???)
「じゃあギプスで固定するから、処置室へどうぞ~」
こうして、ここから3か月にわたるギプス生活が始まった。
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